応募総数 デザイン部門232点、キャッチコピー2,366点。
1次審査通過 デザイン部門62点、キャッチコピー部門113点。
10月7日(金)の最終審査を経て、以下の賞が決定いたしました。
受賞されたみなさん、おめでとうございます。
➀デザイン最優秀賞
デザイン最優秀賞
■広告主
させぼ競輪
■課題
「させぼ競輪(自転車や選手、自転車競技)が愛される、興味を持ってもらえる広告アイデア」
■制作者
船引悠平、吉田圭佑
■タイトル
君のどこと同じかな?
■サイズ
全15段
■受賞者のコメント
この度は、栄えある第一回の最優秀賞に選出頂き、ありがとうございます。実は先月、別のコンペで人生初の第一回最優秀賞を頂いたのですが、こんなにも早く人生二度目の第一回最優秀賞を頂けるとは思ってもみませんでした。 今回の作品は、テーマが「枠を超えていく新聞広告」ということで、新聞の読まれ方やサイズといった特性を活かしつつ、一方的なメッセージではなく、読者の方に遊んでもらえるようなものを考えました。 最優秀賞は、実際に長崎新聞に掲載して頂けるとのことで、今からとても楽しみです。自分は名古屋に住んでいるのですが、頂いた賞金で掲載日の前日に長崎に泊まり、当日の朝、長崎新聞を買って、この広告を見てみたいと思います。
②キャッチコピー最優秀賞
キャッチコピー最優秀賞
■広告主
長崎日産自動車株式会社
■課題
「長崎で日産のEV車に乗る。その先に広がる暮らしの楽しさを伝える広告」
■制作者
松崎 誠
■受賞者のコメント
この度はキャッチコピー最優秀賞という計らざる仕合せに接し無量の感慨に浸っております。関係各位様の陰に陽に心を砕いて支えてくださった晴れの舞台、全国から集結した競合作品の熱い接戦、それらを思い合わせると、みんなでつくったコピー、という気持ちがいたします。"ワクコエチーム"に参加できたことを光栄に思います。何ごとにも鈍臭く気の沈みがちな私の日常に、刺激と励みを与えられました。御厚礼申し上げます。長崎県の今後益々の御隆盛を期待いたします。
③審査員特別優秀賞
<デザイン部門 4点>
審査員特別優秀賞
■広告主
長崎日産自動車株式会社
■課題
「長崎で日産のEV車に乗る。その先に広がる暮らしの楽しさを伝える広告」
■制作者
竹内 駿(株式会社アドブレーン)伊藤 孝浩(株式会社 デイリースポーツ案内広告社)
■タイトル
電気してる?
■サイズ
全15段
審査員特別優秀賞
■広告主
長崎県 産業労働部 企業振興課
■課題
「長崎県の半導体業界の魅力を学生や保護者に伝える広告」
■制作者
竹内 駿(株式会社アドブレーン)伊藤 孝浩(株式会社 デイリースポーツ案内広告社)
■タイトル
"おもしろい"は、半導体から。
■サイズ
全15段
審査員特別優秀賞
■広告主
させぼ競輪
■課題
「させぼ競輪(自転車や選手、自転車競技)が愛される、興味を持ってもらえる広告アイデア」
■制作者
森井聖浩(東急エージェンシー関西支社)
■タイトル
力こぐ
■サイズ
全15段
審査員特別優秀賞
■広告主
長崎市管工業協同組合
■課題
「長崎のおいしい水を守っているのは私たち(長崎市管工業協同組合)」ということを知ってもらうための広告
■制作者
竹内 駿(株式会社アドブレーン)伊藤 孝浩(株式会社 デイリースポーツ案内広告社)
■タイトル
おいしい水、あります。
■サイズ
全15段
<キャッチコピー部門 4点>
審査員特別優秀賞
■広告主
長崎県 産業労働部 企業振興課
■課題
「長崎県の半導体業界の魅力を学生や保護者に伝える広告」
■制作者
土谷 真伊人
審査員特別優秀賞
■広告主
長崎県 産業労働部 企業振興課
■課題
「長崎県の半導体業界の魅力を学生や保護者に伝える広告」
■制作者
高山 勇輝
審査員特別優秀賞
■広告主
長崎日産自動車株式会社
■課題
「長崎で日産のEV車に乗る。その先に広がる暮らしの楽しさを伝える広告」
■制作者
大渕 皓介(ディップ株式会社)
審査員特別優秀賞
■広告主
長崎日産自動車株式会社
■課題
「長崎で日産のEV車に乗る。その先に広がる暮らしの楽しさを伝える広告」
■制作者
松本 洋
④広告主特別賞(デザイン)
広告主特別賞
■広告主
長崎県 産業労働部 企業振興課
■課題
「長崎県の半導体業界の魅力を学生や保護者に伝える広告」
■制作者
宮田 侑典(株式会社山崎デザイン事務所)小田原 永典(株式会社山崎デザイン事務所)
■タイトル
暮らしに溶け込む半導体
■サイズ
全15段
広告主特別賞
■広告主
させぼ競輪
■課題
「させぼ競輪(自転車や選手、自転車競技)が愛される、興味を持ってもらえる広告アイデア」
■制作者
柳澤星良・岩田奎(電通)
■タイトル
難問
■サイズ
全15段
広告主特別賞
■広告主
長崎日産自動車株式会社
■課題
「長崎で日産のEV車に乗る。その先に広がる暮らしの楽しさを伝える広告」
■制作者
密山 直也(ペンギンギン)
■タイトル
愛するまちに、やさしい走りを。
■サイズ
全15段
広告主特別賞
■広告主
宅島グループ
■課題
「土木・建築業のやりがいを若い世代に伝える広告」
■制作者
徳光一蕗(電通)、桜沢敬樹(Kogu)
■タイトル
あなたの経験を柱に。
■サイズ
全15段
広告主特別賞
■広告主
長崎市管工業協同組合
■課題
「長崎のおいしい水を守っているのは私たち(長崎市管工業協同組合)」ということを知ってもらうための広告
■制作者
山内優揮(大広WEDO)
■タイトル
管工業習字
■サイズ
全15段
各審査員からの講評
中村 直史
最優秀賞コピーは「何を偉そうに」と思われそうな言葉です。でも、かつて長崎で新時代を夢見て、新たな文化を生み出していった先人たちからの熱い叱咤のように聞こえ、心が震えました。新しい挑戦に二の足を踏む心に決壊を起こしてくれます。選にもれた中にEVが災害時どのように役立つかわかりやすく紐解いた作があり、個人的には素晴らしいと思いました。デザイン最優秀はユーモラスな読者とのつながり方で枠を超えました。アイディアだけでなく、勇気や、役立ちたいという強い思いでも、枠は超えられる。そう教えられた広告賞でした。
伊藤 敬生
サイズが変容するデジタル化の進む現代で、新聞は珍しい原寸大の「リアルスケールメディア』。また、今日という日付が入った「リアルデイメディア」。刷りたての大判印刷物が毎日手元に届く!そんな希少なメディアだからこそ、他のメディアでは伝えられないメッセージが、リアルな力を帯びて伝わるのだと思うのです。そう、だから生まれるコミュニケーションを、新聞広告は利用するっきゃない。今回の審査には、そんな作品がたくさん勢揃いしました。もう!クラシックメディアとは呼ばせない。そう!新聞はニューメディアに違いないです。
鳥巣 智行
2,598の枠を超えようとする作品が集まったことに希望のようなものを感じつつ、枠を超える作品を選べるかどうか試されているような緊張感のある審査会でした。選ばれたものはどれも枠を超えていく面白さを感じるものでしたが、特にコピー部門のグランプリは、広告の枠を超えて長崎の人たちへの挑戦的なメッセージになっている点が新鮮でした。枠を超えるには勇気が必要です。前例や常識にとらわれない「ワクコエ」の精神は、人口減少などの課題に直面する今の長崎に必要なものかもしれません。
山崎 加代子
「枠を超える広告」と「壊す広告」に出会えたらいいなと思っていました。デザイン最優秀賞は、すぐにも自分の足やウエストに巻いてリアルに体感したくなる魅力がありました。デザイン特別賞で、圧倒的なパワーで描いた競輪イラストには釘づけ。選外でしたが、読んだらおしまいではなく新聞ならではの活用効果をうまく考えた作品は、皆さんにもぜひ見てほしかったです。心にズキンと刺さったのはコピー最優秀賞です。逃げないでちゃんと向き合うって大事ですね。たやすく枠を越えられない新聞というメディアですが、集まったヒントの数々を突破口として次のステップに生かされますように。
村川 マルチノ佑子
全国からたくさんの応募作が集まり楽しく審査させていただきました。受賞には至りませんでしたが、佐世保競輪のコピー「はずれたときの、あなたの笑顔がすき。」を目にした時、これまでのイメージと違う競輪場の風景が広がりました。「イメージの枠」を超えた点で個人賞をおくりたいと思います。日付とともに、迫力の大きさで、それも手元で見せ、読ませられる新聞広告。その良さを再認識できるコンテストになればと願っています。
森 一峻
審査会の様子をみなさんにも公開で見ていただきたかったほど、ワクをこえた審査員の皆様での審査は、灼熱した議論が重ねられていました。選出された応募者の皆さんの作品は最終の最終まで悩ましい作品ばかりでした。その中でも、デザイン部門の審査員特別優秀賞「UFOにもきっと入っているはずだ」は現実的ではないとしても、誰もが知らない未来なのか、未知の世界なのか、半導体の可能性を表現されていて非常にハッとさせらました。どのデザインもキャッチコピーも枠をこえていく長崎の未来への前向きなメッセージが込められていたり、入賞はされなかったものの、新聞広告として視覚の枠をこえて聴覚にまで届きそうな表現をされていた作品もあり、私も多様な視点を学ばせていただけて、この新聞広告賞の意義を感じました。
古庄 悠泰
ひたすらにワクワクする審査でした。「枠を超える」という非常に難しくも面白い全体テーマと各企業の課題を掛け合わせ、新聞広告の新しい可能性にチャレンジする作品の数々。デザイン部門ではグランプリに象徴されるように、説明的な作品よりも目と心にダイレクトに語ってくるような作品に自然と絞られていったのが印象的です。審査会では、面白いように選定作品がかぶらなかった1次審査から、2次審査では非常に熱い議論に発展。応募者と審査員がひとつになって、枠を超えるとは何なのか、本気で考え抜いたアワードでした。
繁延 あづさ
「時代遅れは笑うくせに、誰も先頭を走ろうとしない。」
審査会場で「EV車のことを伝えているとハッキリわかるのか?」という問いが出てきました。そこで中村さんが「もしハッキリとE V車のことと認識できなかったとしても、この言葉は長崎の人たちに……」と言いかけたとき、急に言葉の印象が違って見えてきました。長崎に暮らし関わる私たちの、未来へと働きかけるような響きに。一歩前へ、もう一歩先へ。踏み出す力が湧いてくる言葉が、新聞に刷られたらと思いました。
岩瀬 愛佳
「枠を超える」ってどういう意味?新聞を実寸大の太ももにしたり、EV車のハンドブックにしたり、競輪のルール説明書にしたり…想像の斜め上を行く新聞ならではの枠の超え方に、心からワクワクさせていただきました。(ワク超えだけに!)
短い文字の羅列からここまで想像が膨らむのだと、言葉の深さを実感しました。ワクコエ新聞広告賞を通して、メディアや協賛企業など、地域を盛り上げてくださっている存在にも改めて気づくことができました。
こんなにも可能性を生み出す「長崎」、そして「新聞」。これからも目が離せません…!!
髙田 明 ※最終審査のみ
私は通信販売を通して「伝える」仕事をしてきました。その中でこだわってきたのは「伝える」と「伝わった」は全く別物ということです。「伝わった」世界にするためにはどうすれば良いか・・それは、瞬時に人の心を掴めるものにしないといけないと思ってきました。
そのためには、コピーは短くシンプルで、デザインは想像力を掻き立てるもの、そしてこれらが連動することが大切だと思っています。今回、このような視点に重きを置き審査をさせて頂きました。これからの新聞広告の可能性を感じる素晴らしい作品の数々に出合えてよかったです。